今年も三重県ではパチンコオールナイト営業

pachinkonagoya2013-12-31

年越しパチンコ盛況 県内店舗、全国で唯一営業

法律で夜通し営業が禁止されているパチンコ店。三重は全国で唯一、三十一日から元旦にかけて店を開くことが許可され、毎年多くのパチンコファンが「新年の運試しに」と押し寄せる。初詣の人のトイレ確保のために始まったとも言われ、一部市民からは「もう必要ない」と反対の声があるが、今年もにぎわいそうだ。

 「元日の午前二〜三時がピークで店内は満席。一年のうちで最も盛況です」。県内最多の十五店舗を展開する「キング観光」の業務推進室長で、県遊技業協同組合理事の中川岳大(たけひろ)さん(36)は言う。

 例年、年が変わった一日午前零時すぎに人が集まり始める。朝方には空いてくるが、中には三十一日朝から一日夜の閉店まで、四十時間近くパチンコ台に向かう客もいる。「お客さんは喜んでくれるし、東海地方を中心に県外からも人が来ます」。今年も全店でオールナイト営業を実施する。県内のパチンコ店百五十店のうち約九割が夜通し、店を開くという。

 県警によると、パチンコ店の営業時間は風営法や各都道府県の条例で定められている。県内は基本的には午前九時〜翌午前零時。一九八五年に施行された改正条例で、年末年始に限り夜通し営業が認められた。パチンコ店のほか、マージャン店なども対象だ。

 条例改正の理由は明確には分からない。三重は伊勢神宮があり、初詣をする人のトイレの便宜を図るため、という説が有力で、「規制緩和の流れに合わせた」とも。

 一方、「風紀が乱れる」と夜通し営業に反対の声もある。県議会には二〇一一〜一三年、愛知県の男性と大阪府の女性が、夜中の営業を認めないよう求める陳情書計三件を出した。「二十四時間営業のコンビニ店が増え、トイレ名目でパチンコ店が営業する必要はない」と指摘。県には過去三年間に二十九件の反対意見が寄せられている。

 県警生活安全部の大西康彦次長は「反対の声があることは聞いている。だが十八歳以下はパチンコ遊技が禁止で、コンビニと違って店の前でたむろすることもなく、夜通し営業による悪影響はない」との認識を示す。

ソース元:http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20131230/CK2013123002000029.html

オールナイトパチンコ営業

http://www.p-world.co.jp/mie/thousand.htm