パチンコ必勝法詐欺:8被告、大筋認める

パチンコ必勝法詐欺:8被告、大筋認める−−初公判 /新潟

「パチンコ必勝法」で高収入が得られると思い込ませ、求人広告の応募者が現金をだまし取られた振り込め詐欺事件で、詐欺罪に問われた住所不定、無職、川村志季被告(25)ら8被告の初公判が2日、新潟地裁(谷田好史裁判官)であった。いずれも大筋で起訴内容を認めた。

 検察側の冒頭陳述などによると、川村被告らは08年5月下旬、市場調査会社と偽って求人広告を掲載。応募してきた女性2人に「パチンコ業界が低迷しており、客を集めるために玉を出す人が必要」などと大勝できる手順を教えると偽り、同年8月に補償金名目で計60万円を振り込ませたと指摘した。

 検察側は今年4月にも、同様の手口の2件について、川村被告らを同罪で追起訴。県警捜査2課などの調べでは、川村被告らの口座には15都府県約120人から総額約9400万円の入金記録があったといい、検察側は裏付けがとれた件について今後も追起訴する方針。