不正アクセスで営業機密開示容疑で初逮捕 パチンコ店元課長

不正アクセスで営業機密開示容疑で初逮捕 パチンコ店元課長

元勤務先のコンピューターに不正アクセスして入手した営業機密を同業他社に売る目的で開示したとして、仙台中央署などは3日、不正競争防止法違反容疑で仙台市太白区大野田、元パチンコ店総務課長、中沢秀雄被告(55)=不正アクセス禁止法違反で起訴済み=を再逮捕した。宮城県警によると、不正競争防止法で、不正アクセスで取得した営業機密の使用などを禁じた項目の適用は全国初。

 逮捕容疑は平成20年11〜12月、仙台市青葉区にある元勤務先のパチンコ店のサーバーに自宅のパソコンから不正アクセス。入手した売上高などの営業機密を用紙に印刷し、市内の同業2社に販売目的で郵送した疑い。

 仙台中央署によると、用紙には「7万円で情報を送ります」などと書かれていた。中沢容疑者は昨年8月まで同店に勤めており、不正アクセス禁止法違反容疑で5月11日に逮捕された。